2017/01/11
どもっす。
今日は資格試験における独学の困難性について書きます。
タイトルで時間の無駄と書きましたが、私も独学で資格試験勉強をしたことがあります。
sponsored link
私の独学歴
初めての簿記受験
大学に入ってすぐに参考書を買い、独学で受験しました。
結果としては不合格。今思えば、演習量が絶対的に足りなかったのと仕訳を軽視していたことが敗因。
3級は独学でも可能な資格だと思うので受かりたかった・・・
リベンジの簿記2級
3級に落ちてしまったけれど、友達に受かったと見栄を張ってしまい2級を受けることに。
2級でも独学を行い受かることができましたが、大学の勉強をおろそかにしたので成績が壊滅的に><
調子に乗って返り討ちにあった簿記1級
2級の成功体験から1級も独学で挑戦!
しかし、2級まで使っていた参考書の1級バージョンがなく困る。
ネットの評判を見て参考書と問題集を買うも自分に合わないし量が多く難しい。
結局2回受験料を払うも試験日までに参考書の半分も終わらずに敵前逃亡。
2級が11月に受かって翌年の6月に1級は覚悟が足りなかった。
独学がほぼ不可能な資格と理由
独学を困難なものにするのは以下のような理由だと私は思っています。
難易度が高く、勉強量が多い
正直簿記の3級2級は難易度はそこまで高くなく、勉強量も多くはありません。(3級不合格の私が言うのもなんですがw)
しかし、1級から鬼のように難しくなり、勉強量も激増します。
2級の勉強時間の5倍~10倍程度見積もっておかないと量的にも内容的にもこなせないでしょう。
ちなみに私は2級の勉強時間の12倍の勉強時間でも合格できず、結局会計士試験の講座を受講してようやく受かりました。(会計士講座は簿記1級の内容もカバーしていました。)
参考書がない、もしくは少ない
私の独学歴で触れましたが、1級の参考書は全然ありませんでした。(最近は増えてきたようですが、それでも2級3級に比べると少ないです。)
3級2級の参考書は書店に一切置いてないなんてのは商店街の小さい小さい書店以外ではほぼありえないでしょう。どこにでも置いてあるくらいのものだと思います。
しかし、1級の参考書が置いてある書店はあまりありません。
会計士や弁護士などの士業(宅建、税理士等を除く)はさらに顕著で、すでに予備校に通っている受験生向けの副教材的なものしかないなんて資格もあります。
会計士を独学で合格しました!みたいな人の本とかブログを見ると使っている教材が大学教授が書いた分厚い本(1,000ページくらい)だったりします。
だいたいそのような教授が書いた本は言葉づかいが難しかったり、多くの前提知識を必要とするものが多いので、初学者が読むのにはかなりの時間と体力を必要とするでしょう。
独学ができる人
私は基本的には独学はあまりやるべきではないと思っていますが、
・入門的で参考書が巷に多く存在する資格(簿記3級2級)を受ける
・大学教授が書いた専門書を難なく読みこなせる能力をもった人が士業などの高難度試験を受ける
といった場合にはありだとおもっています。(後者は全くおすすめできませんが…)
独学のメリット
独学にメリットがないかというとそんなことはないでしょう。
最大にして最もわかりやすメリットは資格取得にかかるお金が少なくて済むことです。
高難度の資格になればなるほど安上がりになります。
簿記1級は講座を受講しようとすると20万前後かかるみたいですが、独学なら参考書と問題集、過去問を買っても3万ほどでした。
もし仮に会計士や弁護士を独学で合格したとしたらその費用対効果はすさまじいでしょう。
まとめ
タイトルでは十把一からげに独学は時間の無駄と評しましたが、参考書がきっちりと世の中に出回っていて勉強量がとても多い資格ではないのであれば独学もありだと思います。
むしろ、入門的な資格は独学して適正を見て、それから上級の資格を目指すのであれば予備校に通うのがベストだと思うので、そういう意味では独学は時間の無駄ではないでしょう。
昨日(1/14)の勉強時間は5時間44分。
午前中仕事をしたのとお昼寝を予定より長くとってしまった…
今日は頑張る!